とうとうおばあちゃんの容態に、打波先生から「レッドカード」が出された。
「いつでもおかしくない状態です。」
この言葉を聞いたのは、その場で母1人。
一体どんな気持ちで聞いたんだろう、って考えたら涙が出てきた。
今日は1日ずっと寝たきりだったらしい。
昨日見舞いに行ったときに、帰り際に打波先生に会って、話をしたら「速いスピードで転移が進んでいます」って言っていた。
横隔膜にも転移が進行しているって聞いたから、近いとは思っていたけど、昨日の今日で大ショック。
おばあちゃんは、おじいちゃんも入院していることを知らない。
おじいちゃんは、おばあちゃんが入院していることを覚えていない。
こんなに悲しい末路ってあるんだろうか。